更新日:2024年4月6日
「スタードームまどか」とは
▲北コミ屋上にあります
「スタードームまどか」は、北コミュニティセンター屋上にある大型天体観測施設です。
平成4年に青少年センター(現 北コミュニティセンター)の屋上に口径20cmの大望遠鏡がある天体ドームが設置され、平成29年に市民公募で「スタードームまどか」という愛称になりました。
▲外観
▲ドーム開放
肉眼では見ることができない月のクレーターや土星の環を観測でき、大迫力の神秘的な世界が目の前に広がります。大望遠鏡の他にも太陽観測用望遠鏡をはじめ、色々な種類の望遠鏡があります。
▲ドーム内の大望遠鏡
毎月第2・第4土曜日に星空観望会や天体季節イベントを開催し、月や様々な星を見ることができます。
▲季節イベント「月面エックス」
望遠鏡の紹介
ペンタックス 20cm屈折赤道儀天体望遠鏡
『スタードームまどか』の星空観望会で、皆さんにお目にかかっている天体ドーム内の望遠鏡です。
約20年前の天体望遠鏡ですが、メンテナンスをしっかり行っていますので当時と同じ性能を保っています。
4年前にリニューアルをして自動で見たい星を導入できるようになりました。大野城市の夜空は明るいですが意外と多くの天体を見ることができます。
20cmの口径がありますので月や惑星を見ると思わず息をのむ姿が目の前に現れます。ぜひ、スタードームまどかにお越しになってご自分の目で確かめてください。
ペンタックス 75EDHF
口径75mmの屈折赤道議式の天体望遠鏡です。
「スタードームまどか」にある大型望遠鏡と同じメーカー製で、大型が親ならこちらは子どもです。
小さいですが、光学的性能は最高級、自動で星の動きを追いかけます。皆さんが、月・惑星・恒星等を見たら、きっと期待にこたえるでしょう。
また、太陽の黒点も見ることができるようになりました。小さいので持ち運びに便利で出張観望会などで大活躍しています。
タカハシ MT-130
日本だけでなく海外でも人気の高い天体望遠鏡メーカーの製品です。
がっちりタイプの口径130mmの反射赤道儀天体望遠鏡です。
光学的性能は優秀で、ペンタックスと同じ自動で星の動きを追いかけます。月・惑星・星・星雲・星団なんでも十分に楽しめるオールマイティーな望遠鏡です。
しかし、太陽観測にはむかないのが欠点です。見た目以上に持ち運びが簡単で出張天体観望会などで大活躍をします。
ビクセン ポルタA80Mf
初心者から上級者向けまでの望遠鏡を製造し、今日本で一番売れている望遠鏡メーカーの製品です。
A80Mfは軽く取り扱いが易しい入門用の80mm屈折経緯台望遠鏡です。
口径が80mmあり、月・惑星・二重星・星雲と気楽に楽しめ、動きも簡単で上下左右に動きますので小学生の方でも天体を簡単に捉えることができます。
星の動きを追いかけられないので、高倍率で長時間観測するには向いていませんが、低倍率で星たちを見るのに向いています。
観望会にこられたらぜひ触って、見たい星をこの望遠鏡でとらえて眺めてください。
LUNT LS80THα/PT/B1200 Hα太陽望遠鏡
太陽表面や太陽から吹き上がる炎(プロミネンス)が観測できる太陽観測専用の天体望遠鏡です。
太陽表面やプロミネンスを直に見る機会はなかなかありませんが、夏休みの太陽観望会やお祭りにて、多くの方々に太陽の姿を見ていただいています。
サウザンド・オークス オプティカル 太陽観測用『金属メッキ・ガラスフィルター』
ペンタックス75mm屈折望遠鏡の、鏡筒のレンズの前に太陽観測用『金属メッキ・ガラスフィルター』を装着して太陽の黒点をみるフィルターです。
太陽光を、透過率0.00001まで押える特殊な太陽観測専用の金属メッキが施されています。
これにより、太陽を安全に直接みることができ、メッキをとおった光はオレンジ色になります。ペンタックス75mm屈折望遠鏡は、このように昼も夜も大活躍できる二刀流の望遠鏡です。